光とともに ― 2011年08月31日
手を差しのべた
その先の
光をあなたは
信じている
かなしいときも
泣いているときでさえ
あなたはいつも
ゆるぎない
光とともにいる
絆 ― 2011年03月21日
あなたを
信じられれば
自分も
信じられる
自分を
信じられれば
あなたも
信じられる
あなたはすでに
わたしの一部
深いところで
いつも
強く 結ばれている
夕陽 ― 2011年01月21日
時の岸辺に
腰かけて
夕陽を そっと
ながめている
赤々と燃える火を
その胸にかきいだき
けれど すっきりと
おだやかな表情で
まっすぐに歩いていく
あなたが見える
祈り ― 2010年12月24日
祈りという
純粋な願いが
天に届くとき
祈りという
大いなる恵みが
地上に降りそそぐ
祈りという
美しい 光の糸が
天と地を結び合う
聖らかな夜
少し先の未来で ― 2010年11月26日
それは
まだよく見えない
けれど
色づく枝のすき間から
時折のぞく
木もれびのように
たしかに
そこに存在し
おだやかな光を
たたえながら
少し先の未来で
わたしを待っている
伝わっているよ ― 2010年11月09日
秋空に
託す想いは いつも
いつわりのない
たましいの言葉
それが どんなに
小さな願いでも
伝わっているよ
はるか遠く
天の果てまで
灯り ― 2010年08月02日
灯りが
呼んでいる
静かに
招いている
何も言わなくても
やさしく導かれているのが
わかる
そこに
ゆったりとくつろげる時間が
待っているのが わかる
夏色 ― 2010年07月27日
夏色は
誰の心にも ある
ふだんは すっかり
忘れているようでも
ふとした光景によって
あざやかに 華やかに
浮かび上がる
そんな なつかしい彩りが
誰の心にも ある
育ちゆく夏 ― 2010年06月30日
きらめく木もれ日の中に
夏が 育ってゆく
新しいあこがれと微熱を
その胸に抱きながら
やがて また
いとおしい物語が
ここで 始まるのだ
歓迎のドア ― 2010年04月30日
過去と未来を
行き来して
気がつくと
どこかなつかしい家路を
たどっている
心の声を頼りに
旅を続けたその先には
歓迎のドアが
開かれていた
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