あなたの前で ― 2009年12月01日
あなたの前で
わたしは まるで
幼子のようだ
遊びたくなるのだ
笑いたくなるのだ
思いきり
泣きたくなるのだ
あなたの前では
心静かに ― 2009年12月05日
心静かに
祈ることができたら
そこから もうすでに
状況は変わっている
いつも 変化は
内側から
始まるのだということ
無償の愛 ― 2009年12月07日
空に近いほうへ
海に近いほうへ
光に近いほうへ
気がつくと いつも
導かれている
無償の愛を
一身に受けて
また息を
吹き返すことができたね
手放す ― 2009年12月08日
拒絶するのでなく
捨て去るのでなく
祝福しながら
そっと 手放す
すると 軽くなり
上へ上へと
舞いあがる
そして お互いに
もっと 自由に
幸せになる
あと一歩 ― 2009年12月09日
あと一歩を
ふみ出すときには
味方が必要だ
このパンは
間違いなく
あなたの味方
朝の澄んだ空気の中で
出番を待っている
なぜだろう ― 2009年12月11日
変わろうと
思うとき
こわいのは
なぜだろう
いつまでも
そこにいたくないから
そう決めたのに
誰だって
ずっと同じでは
いられないのに
遠回りでも ― 2009年12月13日
あなたは
よくなっていくしかない
よくなっていくしかないのだ
どんなに遠回りでも
立ち止まったとしても
よくなっていくしかないのだ
わたしらしい場所 ― 2009年12月15日
居心地のいい場所が
やっと
見つかった気がする
天と 地上の
ちょうど
真ん中あたり
きっと そこが
いちばん
わたしらしい場所
冬の木の詩 ― 2009年12月16日
手を伸ばした者だけが
光を得ることができる
わたしが得た光は
わたしの幹を伝わり
大地をあたため
和らげ 豊かにする
ただ 何もせず
風の中 立ちすくむことも
できるけれど
わたしは
手を伸ばしていたい
不器用でも
おだやかに ― 2009年12月18日
冬の陽だまり
秋の名残り
すべては
おだやかに
変化していく
おだやかに
おだやかに
解決していく
たぶん あなたの
知らないうちに
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